俗・さよなら絶望先生 6話 感想&考察

今回は、新たなマンネリを提示してくれた。

 

【君 知りたもうことなかれ】学期末。絶望先生は、非通知表を配る。「世の中の通知は知らされたくなかった通知ばかりだ」と、絶望先生は黒塗りの通知表を配り、山中に逃げる。しかし、虫の知らせやミステリーサークルなど、超常現象的な通知がやってきた。うんざりした絶望先生は、いっそ何でも知ってやれと戻ってきた。そこで絶望先生はこの世の真実をあるおばさんに聞くのだが、そのおばさんは噂話からコンクリートの組成まで知っていた。この世の真実はネット社会の真実っぽかったが、誰かが「これがこの世の真実」と提示すれば、この世の真実として通用してしまうのだ。少なくとも絶望先生には通用した。「この世の真実など人の数だけある。だからなんとでも言える。」そんなメッセージが隠されているようだ。

 

【夢無し芳一の話】学校の名前が変わっていたあたり、夢っぽい。しかしいつの間に「太陽学園」って名前に変わったのだろう。絶望先生の夢の中では、各キャラが正反対の性格で正反対の言動をしていた。しかし、マリア太郎はそういう描写がなかった。ここに、彼女の特異性がある。結局、原監督の夢の中オチかと思われた。だが未だ話は続く。絶望先生はオチを作れと生徒たちにせっつかれる。パペットマペットのモノマネをするが、オチとは認められず。結局、夢の中での夢オチ。ありがちな夢オチに新たな視点を加え、新世代のマンネリを提案しているのだ。

 

【隠蔽卒】本物の親知らずを探しに絶望先生は町を歩く。今回は各キャラを演じる声優、特に絶望先生の声優が代わりまくった。いつの間にか、親の知らない事実という意味の親知らずを探すことから、親に歯の親知らずを知らせることに絶望先生の目的も変わっていた。声優のめまぐるしい変化と相まって視聴者の頭が混乱する展開である。普段と違う声優が各キャラを演じているのは、声優たちへの遊び場の提供か、制作スタッフの悪ふざけなのか。