School Days (スクールデイズ) 考察&感想 9話

この学校では、1、カップルは学園祭巡りをする。2、カップルはフォークダンスをする。3、女の子がグーを出して、男がその手を取ったら一緒に休憩室に入る。という恋愛至上主義丸出しの暗黙の了解がある。そういう背景が、一連のドロドロにはある。

 

刹那は、思い出のため誠にキスをした。それを言葉に咎められた刹那は、バラさないでと懇願する。あなたの都合でしょと言葉は返した。いつになく、言葉が強気である。結局、沢永が来たのでうやむやになった。

 

刹那は観客が自分だけの劇を見ていた。「その花を愛して、世界を傷つけるつもりはなかった。」「誰も見ていなくても、事実は残る。」その花は誠、世界は世界。世界をたとえ傷つけなくても世界を裏切った事実は残る、そんな残酷なメッセージが劇という形で象徴的に表現されている。

 

誠は世界に教室を追い出されてしまった。結局、乙女と文化祭巡りをすることになる。フォークダンスの約束の返事をする前に世界が来たのは、誠の優柔不断さを表しているかのようだ。

 

誠は、世界に胸を押し付けられて困惑していた。乙女に気持ちが移っていたのだろうか。乙女に無理やり休憩室に連れてこられるも「嫌じゃない。」とセックスを済ませた。誠の優柔不断さを表す代表的なエピソードである。乙女が誠をフォークダンスにこっそり行かせたのは、自分は選ばれないと分かっていたからか。都合がいい女の悲哀である。

 

結局、誠はフォークダンスを世界と踊った。世界は誠の彼女だと認識している。一方、誠は優柔不断で一人に決めきれなかった。誠のクズさ、より正確に言うと優柔不断さがいよいよ露わになってきた。