俗・さよなら絶望先生 1話 感想&考察

前シリーズより、闇色が強くなった。

 「ほら、男爵の妄言」 悪徳商法のエリートサラリーマンに扮した糸色望がハマショーなる新興宗教に追われまくり、逃れた先がとある女学園でしたという話。 女性とレンコンが苦手という設定が面白い。見ようによっては、絶望先生の前日譚とも言える。前作で死んだ絶望先生が実は生きていて、生死をさまよう中で見た悪夢である可能性がある。

 

「当組は問題の多い教室ですからどうかそこはご承知下さい」 日塔奈美が主人公に。いつの間にか、元のしがらみ学園に戻っている。自分をかわいそうだと思ってもらいたい日塔だが、もっと凄いけが人がいたり、自殺しようとするといつも自殺未遂してる絶望先生がいたり、全く同情してもらえず。通常なら良いニュアンスで使われることが多い「普通」というワードが悪いニュアンスで使われており、二のへ組という異国のある種異常な環境をうかがわせる。

 

不下校少女、という概念は新しい。可符香が「私たちだけじゃない、天井に赤ちゃんがいる」とポジティブな発言をしたかと思えば天井から落ちてきた下半身だけの赤ちゃんが追いかけてきたのは、前作での異常とも呼べる明るさから今作でのキャラチェンジを予感させる。

 

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