懺・さよなら絶望先生 2話 レビュー 

今回は特に鋭い指摘が目立った回だった。

 

【持つ女】

 

天から二物以上与えられたため、本来持っているもう一つの才能が眠ったままの人物が多数取り上げられた。真鍋かおりが貧乳だったら、女子アナとして大成していたとか。真鍋かおりネタは本シリーズの鉄板である。日本ではなんとか一筋がもてはやされるから、もう一つの才能が埋もれてしまうという指摘は鋭い。プロで4番ピッチャー不在あたりは、我々が常識に縛られすぎているのも理由だろう。まといが世にも奇妙な物語のタモリの役割を演じ、新たな一面を見せた。ピッチャーイチローが認められないのは、日本だけでなく米国でもしがらみや嫉妬があるからだろう。オチは、晴美の眼鏡が非常に重いと判明したことだった。オチで隠し設定が明かされるのは本作初めてか。

 

【おろしや国タイム譚】

 

タイムラグってあるよね、という話。7年後にこの作品で思い出し笑いして欲しいとか、7年経ってあの作品つまらなかったとか、メタネタや業界ネタが目立った。オチは、7年前からオチが来たとマ太郎が報告するというもの。7年前の7年後が現在、という当たり前の視点にハッとさせられた。

 

【晒しが丘 パート2】

 

「私たちは家族です、自らの恥部を隠す必要はありません。」と可符香が宣言し、歌を歌い始めた。今度は自己啓発セミナーの主催者として、可符香が描かれている。バス車内での恥部晒しにうんざりした絶望先生は、執事の助言で影武者を立ててみることに。仮面かぶった影武者が絶望先生として問題なく通用しているように描き、自分という概念の曖昧さを表現していた。故に、自分探しなど無意味というメッセージが読み取れるのである。