懺・さよなら絶望先生 5話 レビュー 

細部までこだわって制作されているのが、改めてよく分かる回。

 

【過多たたき】

 

余計な肩書きは結局がっかりさせるだけ、という話。マ太郎が「おい絶望」と呼びかけ、久々に存在感を発揮した。大げさすぎる称号が書かれたカードでジジ抜きして、最後に残った人が残ったカードの称号で呼ばれるというゲームは面白い。「哀戦士」「ペパーダイン卒」など、笑ってしまう肩書きが混じっているのは遊び心を感じさせる。また、新しいBGMが増えている。

 

【アーとウルーとビィの冒険】

 

もはや校名の候補が尽きたか、「学校」に校名が変更されていた。うるう人なる、いつの間にか紛れてしまった人々が今回の主役。「クラスの中にいつの間にかうるう人が紛れている、見慣れた誰かがうるう人なのでは。」と、今回は若干のホラー風の味付け。姿なきうるう人が経済を回している、と入場者数やCDの売り上げの水増しをうまく皮肉っていた。最後はうるうページとうるうオチで締めたと思いきや、謎のおっさんを囲む6人の美女が本当のオチというシュールすぎるオチになった。

 

【ライ麦畑で見逃して】

 

影武者はいなくなった。仏教の放生会が取り上げられた。今回は日本人の見て見ぬ振りが、スルーライフと皮肉られている。生え際の後退、うなぎの産地、ハンバーグの原材料、堂々とおきまりのタブーが皮肉られた。ラストカットにひっそり兄羽不動産が映っているあたり、視聴者の目に入り難い部分までこだわっている。

 

絶望先生えかきうたで、メルが指示通りに書いたら宇宙人になってたのは吹いた。メルの声優はずっと伏せられていたが、レベッカ宮本役の斎藤千和だったのは驚いた。

 

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