懺・さよなら絶望先生 6話 レビュー

今更ながら新キャラ登場。

 

【マディソン郡のはしか】

子供のうちに「はしか」にかかっておけば大人になって重症化せずに済むよね、という話。本読んでこなかった大人がケータイ小説にはまると登場人物が病死するだけで泣いてしまうよね、とケータイ小説と読者層を鋭くえぐっている。オチは「合法的に女子生徒をたぶらかして仕事休めるじゃん」と絶望先生が霧と交の住む部屋に女子生徒を招き、交が実際にはしかになってたというもの。校名のアイデアが尽きたようで、校名の代わりに味皇料理会の名が正門にひっそりと鎮座していた。

 

【夜の多角形】

角を増やせば角が立たなくなって平和だね、という話。しかし、角を増やしたつもりが実際は角が一個のままで角たちまくりってケースもあるよねと。53角関係まで増やしたので大丈夫だと慢心した絶望先生は、実際には角が1つのままだったことに気づかず殺されてしまう。そんな状況でも大浦さんはスルーするほど、おおらかだった。今更の新キャラだがなかなか強烈。千里の残虐性が、前パートに続き久々に全開となった。

 

【ライ麦畑で見逃してパート2】

尺の半分ほどが前回のお話だった。視聴者は先週のネタを結構忘れているだろうから、いい復習になったと思われる。手抜きとも言うが。影郎が轢かれてもスルーされたのは、スルーライフとは無関係だろう。影郎が相変わらず影薄くて泣ける。様々な宗教概念を提示してきた可符香だが、今回はキリスト教の創造主論に、多神教を混ぜた81種の「私を作ったのはこの神です」カードを作った。コンプ商法の皮肉にもなっており、秀逸。

 

今回の絵描き歌では、井上麻里奈が描いた絵が最後いきなりすり替わってるというトリックが使われた。

 

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