けいおん! レビュー 「京アニ最高傑作の一つ」
※ネタバレ注意
練習よりもティータイムが長いなんてけしからん→(中略)→これでいいのだ!
目次
- レビュー&採点
- 作画:12点/15点
- 音楽:22点/25点
- ストーリー:29点/30点
- 人物:19点/20点
- 独自性:30点/30点
- メッセージ性:20点/20点
- 総評:94点
- けいおん!が見れるサービスまとめ
レビュー&採点
・作画(キャラデザインも含む) 15点
・音楽(BGM、op、ed、挿入歌、se) 25点
・ストーリー(話数の配分等の構成、話の面白さ、脚本、展開) 30点
・人物(登場人物にどれくらい魅力があるか) 20点
・独自性(世界観や提示される概念など、何らかのオリジナリティがあるか) 30点
・メッセージ性(制作陣は作品を通して何を伝えたかったのか) 20点
作画:12点/15点
らき☆すたよりは力が入っている印象だが、クラナドに比べると作画の綺麗さを感じる機会は少なかった。
4話で、紬の別荘へ唯たち4人が向かう列車中、紬だけが通路を挟んで隣のボックスシートに座っているようなカットが挿入された(しばらくして澪と隣席だと判明するが)。紬と他のメンバーとの心の距離を演出する良い演出だった。
音楽:22点/25点
オープニング曲はけいおんシリーズのどの曲と比べても最高。BGMも良かった。
ストーリー:29点/30点
「練習風景が地味すぎて視聴者に退屈だろう」と考えた制作スタッフは、思い切って練習シーンを大幅カットした。代わりに、女子高生(+先生)のティータイムやギャグシーン、日常シーンに多くの尺を割き、視聴者に「練習してへんけど、ここまで来るとかえっておもろいな」と思わせることに成功した。だからこそ、京大生にバカウケしたのだろう。
12話で、唯が一曲目終了のタイミングで飛び込み、今までの経緯を語り最後に「私にとってここが武道館です。」と締め、ミスを最高のMCに変えたのは良かった。ドライブ感を生んでいたと思う。アンコールも盛り上がり最高の舞台だった。
13話では5人の私生活が描かれたが、面白みに欠ける。けいおん部の皆がゆるい絡みを繰り広げるのがこの作品の売りだと再認識させられた。
人物:19点/20点
主要キャラの幼少期エピソードが語られるなど、それぞれの人物の半生心情ともに克明に描いていた。怠惰でぐうたらな唯がこっそり深夜練してたり、一番真面目な梓が合宿で一番遊んでたり、各キャラの多面性も描いていた。
独自性:30点/30点
部活モノなのに練習シーンを大幅カットし、練習前のティタイムなどのギャグシーンに尺を割き、それでもライブシーンを盛り上げたため、独特のドライブ感に溢れていた。やたら生徒に媚びる情けないさわ子先生も強烈だった。アニメにおける新しい先生像を確立したのではなかろうか(笑)。
メッセージ性:20点/20点
部活モノで練習シーンをカットし、歴史に残る大ヒットを記録してしまった。その影響で数多の類似作品が制作されたのは、結果として本作品のメッセージ性の強さを証明している。
総評:94点
アニメ史に残る強烈な作品であり、非常に面白かった。練習前のティータイムは必須にして至高である。
けいおん!が見れるサービスまとめ
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