BLOOD+  45話 「手のひらを太陽に」

モーゼスは、ジェームスに「ディーヴァの血をもらえば、ソーンから解放される」と囁かれ、代償としてカイの殺害を引き受ける。ソーンから解放されたいと願う思いは、カイを裏切るほど強かったのだ。

 

ジェームスが「脳さえあれば、あとはコープスコーズの体があれば生き延びられる」と言っていた。コープスコーズの体はディーヴァの血で作られる。攻殻機動隊の義体が、本作品ではディーヴァの血に置き換わっている。

 

カルマンに「ディーヴァの血をもらってもお前たちは救済されない」とジェームスは宣告した。ジェームスの真意は、シフたちに絶望を与えることだった。

 

カルマンがいたことを後世に残したい、その思いからカイを殺そうとするが、そのカルマンがカイの代わりに刃を受けたのは皮肉。だが、モーゼスの目的は達成された。カイがカルマンの存在を語り継ぐからだ。シュバリエへの怒り、人間の慈悲が俺を動かしたんだ、そんなカルマンのセリフが印象的。

 

モーゼスとカルマンは最後、ルルゥに希望を託し、死んでいった。

 

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