懺・さよなら絶望先生 8話 レビュー 

今回はキャラの個性を生かしたオチが多かった。

 

【ああサプライズだよ、と私はうつろに呟くのであった パート2】

 

久遠に丸井が呼ばれたが、読書週間のポスターの色決め。まさに野暮用だった。日本では何もないことがサプライズってよくあるよね、という話。オレオレ詐欺とか、さほど親しくなかった同級生からの久々の電話とか、朝の中央線がダイヤ通りに走ってたりとか、不謹慎なネタは相変わらず。木野のシャツが予想外の平凡な白シャツと思いきや、実は裏が派手な柄だったのがオチ。いつものセンスずれてる木野らしくて良い。

 

【告白縮緬組】

 

あらかじめ自首の練習しとけば、いざという時楽だぞという話。しかし話は自首しすぎる方向へ。コナンの犯人が自首したり、少年チャンピオンの漫画連載がめちゃくちゃになってたり、かんなぎで非処女を自首したり、他の漫画をネタにする度胸を見せた。自首しすぎて日本が成り立たなくなる、という展開は面白い。国会議員の9割が汚職してたり、8割の企業が自主回収したり、タブーにも深く切り込んでいく。オチは、おばあさんになった奈美がお茶飲みながら「普通っていうな」という予想外のオチ。今回はキャラの特性を生かしたオチが多い。

 

【最後の、そして始まりのエノデン】

 

質問しときながら、結論でてることって多いよねという話。さよなら絶望先生の連載をやめようかとか、久米田先生の遺影が飾ってあったり、読者が楽しめる間に終了した方がとか、絶望先生見るのやめようかでもたまに面白い回あるからなあとか、原作含めた自虐ネタが非常に目立った。絶望先生が自殺を踏み止まり、生に執着してたのは今シリーズらしい。闇に葬られたネタとして、下山事件、日航機墜落事故、など有名なタブーが登場。オチは、先送りの先に先細り、からの打ち切りという自虐。

 

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