懺・さよなら絶望先生 10話 レビュー

糸色望の核心に迫るネタが目立った。

 

【クラックな卵】

 

卵が先か、鶏が先か、という話。羞恥心ゆえにパンティが生まれたのか、パンティを履くようになったから羞恥心が生まれたのか、という問いは興味深い。オチは「絶望が先か希望が先か」で、希望があるから絶望が生まれたんだと主張する絶望先生に、いい話で反論するという内容。絶望先生の根幹に関連するネタをぶっ込んできた。マ太郎の何いい話っぽくしてんだよ、なるツッコミもいい。

 

【君よ知るや隣の国】

 

単なる迷惑行為?いいえ、工作員の仕業ですという話。絶望先生も迷惑行為をして経済活動を遅延させていたのは笑った。誰でも工作員になりうる、気をつけようというメッセージが込められた話であった。次世代の液晶テレビや甘くて美味しいイチゴを作る技術を千里が教えてしまい工作員を通じて国外に流出したというネタが、保守の主張そのものである。「普通に、授業中工作活動する先生っていますよねえ。」と日教組をもネタにするのはいつも通り。

 

【ジェレミーとドラコンの卵パート2】

 

穴にいかに近く寄せるか、も大事だよねという話。「いかに絶望先生に近づけるか」では、絶望先生の潜在意識に千里が入ってくるという核心に迫るネタで視聴者を驚かせた。オチはマエダックスがフランスを女性用下着姿で彷徨う、というシュールな図だった。

 

新コーナー週間絶望先生批評が始まった。久遠と千里が司会。原作通りで今一つとか、尺たりてないだろとか、エンディングで遊ぶのはやめてくれとか、痛烈な自虐ネタばかりだ。

 

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