懺・さよなら絶望先生 13話 レビュー 

最終回にして、ネタの使い回しがあったのは草生えた。もっとも、俺の曲解かもしれんが

 

 

冒頭で、きよ彦の夜の反省会が開かれた。可符香が面白いと発言して以降、皆が面白いと言い始めたのは草。前に似たネタが有ったのはもっと草。

 

【誤字院原の敵討】

 

人って小さなミスには気づくのに、大きなミスは見逃してしまうよねって話。大きなミス展示会に、麻生総理がいたのは笑った。12枚の背景をつなぎ合わせてメルパパを作った上、60年代の怪獣映画ですかと絶望先生が突っ込んだのは原作者もしくはアニメスタッフの博識ぶりをうかがわせる。「タイトルの大きな間違い気づきました?」がオチだが、間違いは無いと思われる。視聴者をドキリとさせるオチは初めてだ。

 

【われらライナス】

 

人って安心するために何かを抱えて生きてるよね、って話。オチは「絶望先生がいるから私たち安心できるんです」と生徒たちが満面の笑みで宣言するというもの。絶望先生の「人は見下せる存在がいるから安心できるんです」という発言を踏まえると、絶望先生は絶望するのが正しい反応。しかし実際の絶望先生は喜んでいた。「大きなミスには気づかない」という前の話のネタをオチに持ってくるとは流石である。

 

【楽天大賞】

 

流行語大賞ってくだらんよなって話。怪しげなおっさんが多数登場。山下清を彷彿とさせるおっさんは流行語はくだらんと言いながら最後、「あなたとは違うんです」と叫んだ。流行語にとらわれている自身に気づかない、すなわち大きなミスには気づかない。またしても、あの話のネタをオチに持ってきた。面白いからって同じネタをかますのは若干冷めるぜ。

 

【夜間きよ飛行】

 

マ太郎が「し」を「ひ」と言い間違ってた件。江戸っ子は「ひ」を発音できなかったが、この時のマ太郎は「し」が発音できなかった。原作者の教養の広さがうかがえるネタだ。またしてもマ太郎がトナカイのトナって誰が飼ってるの、とおとぼけを披露し幕引き。

 

絶望先生絵描きうたでは、大槻ケンヂの声が意外だった。小林ゆうの絵がある意味ぶっ飛んでた。ボケにしては本格的過ぎるし、抽象的な歌詞に対する革新的ツッコミなのか。

 

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